2021年04月28日
CheckMate-227試験 日本人サブセット解析
昨年秋の日本肺癌学会総会で、CheckMate-227試験の日本人サブグループ解析結果が示されていた。
試験全体のデザインについてはあえてコメントを避けるが、結局のところ未治療進行非小細胞肺がんに対するニボルマブ+イピリムマブ併用療法とプラチナ併用化学療法の比較試験と考えて差し支えないだろう。
PD-L1発現の多寡に関わらず、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法が生存期間を延長していると考えてよい。
興味深いのは、PD-L1発現と生存期間の関係は、むしろ化学療法群の方が強そうだということだ。
PD-L1発現が乏しくなるほど化学療法による生存期間延長効果は小さくなっている。
ニボルマブ+イピリムマブ併用療法から開始して、化学療法を温存するという戦略があってよさそうだ。

あとはCheckMate9LAレジメンやKEYNOTE-189レジメン等の免疫チェックポイント阻害薬+化学療法との比較で、どれを選ぶかということになるだろう。
同じ日本人サブセット解析同士を比べると、CheckMate-227レジメンとKEYNOTE-189レジメンは甲乙つけがたい。
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e986834.html
試験全体のデザインについてはあえてコメントを避けるが、結局のところ未治療進行非小細胞肺がんに対するニボルマブ+イピリムマブ併用療法とプラチナ併用化学療法の比較試験と考えて差し支えないだろう。
PD-L1発現の多寡に関わらず、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法が生存期間を延長していると考えてよい。
興味深いのは、PD-L1発現と生存期間の関係は、むしろ化学療法群の方が強そうだということだ。
PD-L1発現が乏しくなるほど化学療法による生存期間延長効果は小さくなっている。
ニボルマブ+イピリムマブ併用療法から開始して、化学療法を温存するという戦略があってよさそうだ。

あとはCheckMate9LAレジメンやKEYNOTE-189レジメン等の免疫チェックポイント阻害薬+化学療法との比較で、どれを選ぶかということになるだろう。
同じ日本人サブセット解析同士を比べると、CheckMate-227レジメンとKEYNOTE-189レジメンは甲乙つけがたい。
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e986834.html
血液脳関門とがん薬物療法
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
ラムシルマブ+ドセタキセル併用療法と胸水・腹水貯留
ドライバー遺伝子変異陽性患者におけるPACIFICレジメンの有効性
オシメルチニブ耐性化後は、耐性機序同定や分子標的治療は意味がないのか
EGFR/ALK陽性非小細胞肺がんに対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペンブロリズマブ併用療法
CheckMate9LA試験 脳転移の有無でサブグループ解析
オシメルチニブによる術前療法・・・NeoADAURAの前哨戦
非小細胞肺がんの周術期治療をどのように考えるか
ビノレルビンにも供給不安
進行非小細胞肺癌二次もしくは三次治療のアムルビシン単剤療法
有害事象による治療中止と、その後の治療再開
ナブパクリタキセル、まさかの供給停止
ラムシルマブ+ドセタキセル併用療法再考
進行肺扁平上皮がんでは、二次治療以降でニボルマブにイピリムマブを上乗せする意義はない
ゲフィチニブ+カルボプラチン+ペメトレキセド併用療法・・・NEJ009試験の最新データ
日本人の高齢進展型小細胞肺がんの標準治療
肺がん診療におけるステロイド薬の使い方
今更ながら第III相AVAPERL試験のおさらい
PD-L1≧50%の進行non-Sq NSCLC患者で、免疫チェックポイント阻害薬単剤療法は必要かつ十分なのか
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
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非小細胞肺がんの周術期治療をどのように考えるか
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今更ながら第III相AVAPERL試験のおさらい
PD-L1≧50%の進行non-Sq NSCLC患者で、免疫チェックポイント阻害薬単剤療法は必要かつ十分なのか