2021年03月16日
KEYNOTE-189試験 日本人サブグループ解析・・・30ヶ月生存割合60%
先日行われた日本臨床腫瘍学会総会で、KEYNOTE-189試験と、その日本人拡大コホート試験(KEYNOTE-189 Japan)からの日本人サブグループ解析の結果が公表されていた。
KEYNOTE-189試験については、以下を参照。
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e963871.html
患者背景を見ると、男性・喫煙者が多いことがわかる。
また、日本人患者集団では、PD-L1発現<1%の患者が60%含まれている。

全体集団の追跡期間中央値が4年弱、日本人集団の追跡期間中央値が3年弱なので、得られるデータには限りがある。

日本人集団におけるペンブロリズマブ+プラチナ製剤+ペメトレキセド併用療法群の生存期間中央値が未到達で、30ヶ月生存割合が60%というのは、かなり期待できる数字だ。
ほとんどの進行非扁平上皮非小細胞肺がんの患者に適応でき、かつこれだけの治療成績が得られるということに意義がある。

PD-L1≧50%の患者は全員、PD-L1 1-49%の患者の2/3、PD-L1<1%の患者の半数が、約34ヶ月の追跡期間経過後もまだ生存しているということで、PD-L1発現が低い患者にも希望がある。

KEYNOTE-189試験については、以下を参照。
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e963871.html
患者背景を見ると、男性・喫煙者が多いことがわかる。
また、日本人患者集団では、PD-L1発現<1%の患者が60%含まれている。

全体集団の追跡期間中央値が4年弱、日本人集団の追跡期間中央値が3年弱なので、得られるデータには限りがある。

日本人集団におけるペンブロリズマブ+プラチナ製剤+ペメトレキセド併用療法群の生存期間中央値が未到達で、30ヶ月生存割合が60%というのは、かなり期待できる数字だ。
ほとんどの進行非扁平上皮非小細胞肺がんの患者に適応でき、かつこれだけの治療成績が得られるということに意義がある。

PD-L1≧50%の患者は全員、PD-L1 1-49%の患者の2/3、PD-L1<1%の患者の半数が、約34ヶ月の追跡期間経過後もまだ生存しているということで、PD-L1発現が低い患者にも希望がある。

血液脳関門とがん薬物療法
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
ラムシルマブ+ドセタキセル併用療法と胸水・腹水貯留
ドライバー遺伝子変異陽性患者におけるPACIFICレジメンの有効性
オシメルチニブ耐性化後は、耐性機序同定や分子標的治療は意味がないのか
EGFR/ALK陽性非小細胞肺がんに対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペンブロリズマブ併用療法
CheckMate9LA試験 脳転移の有無でサブグループ解析
オシメルチニブによる術前療法・・・NeoADAURAの前哨戦
非小細胞肺がんの周術期治療をどのように考えるか
ビノレルビンにも供給不安
進行非小細胞肺癌二次もしくは三次治療のアムルビシン単剤療法
有害事象による治療中止と、その後の治療再開
ナブパクリタキセル、まさかの供給停止
ラムシルマブ+ドセタキセル併用療法再考
進行肺扁平上皮がんでは、二次治療以降でニボルマブにイピリムマブを上乗せする意義はない
ゲフィチニブ+カルボプラチン+ペメトレキセド併用療法・・・NEJ009試験の最新データ
日本人の高齢進展型小細胞肺がんの標準治療
肺がん診療におけるステロイド薬の使い方
今更ながら第III相AVAPERL試験のおさらい
PD-L1≧50%の進行non-Sq NSCLC患者で、免疫チェックポイント阻害薬単剤療法は必要かつ十分なのか
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
ラムシルマブ+ドセタキセル併用療法と胸水・腹水貯留
ドライバー遺伝子変異陽性患者におけるPACIFICレジメンの有効性
オシメルチニブ耐性化後は、耐性機序同定や分子標的治療は意味がないのか
EGFR/ALK陽性非小細胞肺がんに対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペンブロリズマブ併用療法
CheckMate9LA試験 脳転移の有無でサブグループ解析
オシメルチニブによる術前療法・・・NeoADAURAの前哨戦
非小細胞肺がんの周術期治療をどのように考えるか
ビノレルビンにも供給不安
進行非小細胞肺癌二次もしくは三次治療のアムルビシン単剤療法
有害事象による治療中止と、その後の治療再開
ナブパクリタキセル、まさかの供給停止
ラムシルマブ+ドセタキセル併用療法再考
進行肺扁平上皮がんでは、二次治療以降でニボルマブにイピリムマブを上乗せする意義はない
ゲフィチニブ+カルボプラチン+ペメトレキセド併用療法・・・NEJ009試験の最新データ
日本人の高齢進展型小細胞肺がんの標準治療
肺がん診療におけるステロイド薬の使い方
今更ながら第III相AVAPERL試験のおさらい
PD-L1≧50%の進行non-Sq NSCLC患者で、免疫チェックポイント阻害薬単剤療法は必要かつ十分なのか