2016年04月13日
NSCLC個別化医療時代の気管支鏡診断
<NSCLC個別化医療時代の気管支鏡診断>
2015年11月26日、日本肺癌学会総会 東京都済生会中央病院 笹田真滋先生
・AZD9291, CO1686などの第3世代EGFR阻害薬が登場し、再生検の必要性が増してきた。
・再生検の論文報告
Kuiper et al, Oncology 2014
Yu et al, Clin Cancer Res 2013: 155人の再生検結果について報告、ほとんどがCTガイド下肺針生検
Yoon et al, Radiology 2012
・再生検の場合、病巣の組織が固い、出血が多い
・EBUS-TBNAでの再生検
PET(+)のリンパ節にターゲットを絞る
elastographyを用いると、固い(青く描出される)リンパ節の方が、がん細胞が得られる確率が高い
・ホルマリン固定、Diff-Quick, Papanicoleau, ROSE
・再生検組織は壊死組織をしばしば伴う
・国立がん研究センター中央病院での再生検結果のまとめ
全部で53件、がん細胞 / 組織が得られたのは43件(83%)、このうち11件はT790M(+), 11件はT790M(-), 1件は小細胞癌転化
がん細胞 / 組織が得られなかった9件中、5件はwithinだったにも関わらず(-)、4件はatypical cellどまり,1件は感染だった。
・TBLBを行うなら、できれば太径GSを用いた方がいい
・鉗子生検するときは、ゆっくり鉗子を閉じて、数秒待ってから引き抜くといい
・EBUS-TBLBと合併症
Izumo et al, Respiration 129-135, 2015
・気管支鏡ナビゲーションシステム
BF-Navi→Direct Pathに進化
Lung Point
・針を用いた気管支鏡下肺病巣穿刺
ガイドシース越しに穿刺針を刺入して道を作り、その後probeを挿入し、withinにもっていく
・TBLBの流れ
① CT, PETでターゲットとする病巣を決める
② 気管支鏡ナビゲーションを作成する
③ EBUS-GS法を用いてTBLBを行う
④ 最初の生検ではROSEを行う
⑤ ROSE陰性なら針で穿刺して再挑戦
⑥ 再度生検してROSE、以後繰り返し
2015年11月26日、日本肺癌学会総会 東京都済生会中央病院 笹田真滋先生
・AZD9291, CO1686などの第3世代EGFR阻害薬が登場し、再生検の必要性が増してきた。
・再生検の論文報告
Kuiper et al, Oncology 2014
Yu et al, Clin Cancer Res 2013: 155人の再生検結果について報告、ほとんどがCTガイド下肺針生検
Yoon et al, Radiology 2012
・再生検の場合、病巣の組織が固い、出血が多い
・EBUS-TBNAでの再生検
PET(+)のリンパ節にターゲットを絞る
elastographyを用いると、固い(青く描出される)リンパ節の方が、がん細胞が得られる確率が高い
・ホルマリン固定、Diff-Quick, Papanicoleau, ROSE
・再生検組織は壊死組織をしばしば伴う
・国立がん研究センター中央病院での再生検結果のまとめ
全部で53件、がん細胞 / 組織が得られたのは43件(83%)、このうち11件はT790M(+), 11件はT790M(-), 1件は小細胞癌転化
がん細胞 / 組織が得られなかった9件中、5件はwithinだったにも関わらず(-)、4件はatypical cellどまり,1件は感染だった。
・TBLBを行うなら、できれば太径GSを用いた方がいい
・鉗子生検するときは、ゆっくり鉗子を閉じて、数秒待ってから引き抜くといい
・EBUS-TBLBと合併症
Izumo et al, Respiration 129-135, 2015
・気管支鏡ナビゲーションシステム
BF-Navi→Direct Pathに進化
Lung Point
・針を用いた気管支鏡下肺病巣穿刺
ガイドシース越しに穿刺針を刺入して道を作り、その後probeを挿入し、withinにもっていく
・TBLBの流れ
① CT, PETでターゲットとする病巣を決める
② 気管支鏡ナビゲーションを作成する
③ EBUS-GS法を用いてTBLBを行う
④ 最初の生検ではROSEを行う
⑤ ROSE陰性なら針で穿刺して再挑戦
⑥ 再度生検してROSE、以後繰り返し
フィルムとシャウカステンの文化
診断がつかないことの喜び
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
肺がんCT検診の比較試験:JECS Study
人工知能による胸部レントゲン読影支援
末梢病変穿刺用キット・・・Periview Flex
IMpower133試験、updated data
EGFR耐性機構としてのRET融合遺伝子出現と、オシメルチニブ+selpercatinib併用療法
RET陽性肺がんの臨床的特徴と治療反応性 シンガポール国立がんセンターの報告から
RET融合遺伝子陽性肺がんに対するselpercatinibの第III相試験:LIBRETTO-431試験の概要
オンコマインDx Target Test マルチ CDxシステム一時供給停止
学会報告0004:術前診断のついていなかった小細胞肺がん手術例のまとめ
あれから20年も、この先10年も
臨床像を信じるか、病理像を信じるか
「Class IIIB」を異なる立場で見てみると
経気管支肺生検の下準備
ドライバー遺伝子変異検査に関する要望書
ドライバー変異林立時代の診断の在り方を真剣に考える
TepotinibがMET exon 14 skipping mutation陽性の非小細胞肺がんに対する承認を取得
リキッドバイオプシーの回数制限緩和
診断がつかないことの喜び
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
肺がんCT検診の比較試験:JECS Study
人工知能による胸部レントゲン読影支援
末梢病変穿刺用キット・・・Periview Flex
IMpower133試験、updated data
EGFR耐性機構としてのRET融合遺伝子出現と、オシメルチニブ+selpercatinib併用療法
RET陽性肺がんの臨床的特徴と治療反応性 シンガポール国立がんセンターの報告から
RET融合遺伝子陽性肺がんに対するselpercatinibの第III相試験:LIBRETTO-431試験の概要
オンコマインDx Target Test マルチ CDxシステム一時供給停止
学会報告0004:術前診断のついていなかった小細胞肺がん手術例のまとめ
あれから20年も、この先10年も
臨床像を信じるか、病理像を信じるか
「Class IIIB」を異なる立場で見てみると
経気管支肺生検の下準備
ドライバー遺伝子変異検査に関する要望書
ドライバー変異林立時代の診断の在り方を真剣に考える
TepotinibがMET exon 14 skipping mutation陽性の非小細胞肺がんに対する承認を取得
リキッドバイオプシーの回数制限緩和
Posted by tak at 08:53│Comments(0)
│検査法