2016年12月25日
アンコールセッション(SLCG0402とJ-ALEX)
第57回日本肺癌学会総会より
<アンコール・セッション>
ES-1:
<SLCG-0401試験>
・病理病期IB-IIIA期の完全切除後非小細胞肺癌患者を対象とした術後補助化学療法の第III相試験
・UFT群(U群)を標準治療群として、CBDCA+PTX療法群(C群)の優越性を検証する目的で開始した
・主要評価項目は全生存期間
・副次評価項目は無再発生存期間、毒性
・期待5年生存割合をU群45%、C群60%として、αエラーを0.05、βエラーを0.2とした
・各群200人を集積することにした
・2004年11月から2010年11月の間に、403人を集積した
・5年生存割合はU群で73%、C群で70%だった
・5年無再発生存割合はU群で57%、C群で56%だった
・stage IBの患者サブグループでの5年生存割合はU群で86%、C群で82%だった
・stage II-IIIの患者サブグループでの5年生存割合はU群で55%、C群で56%だった
・腺癌の患者サブグループでの5年生存割合はU群で70%、C群で73%だった
・非腺癌の患者サブグループでの5年生存割合はU群で76%、C群で65%だった
・今回の患者集団でのCBDCA+PTX術後補助化学療法は推奨できない
ES-2:
<J-ALEX試験>
・前治療歴のないIIIB/IV/術後再発ALK遺伝子再構成陽性非小細胞肺癌患者(IHCとFISHの両方で確認)を対象とし、アレクチニブ群(A群)とクリゾチニブ群(C群)に無作為割付する第III相試験
・主要評価項目は無増悪生存期間
・A群103人、B群104人
・無増悪生存期間中央値はA群で未到達(95%信頼区間は20.3ヶ月以上)、C群で10.2ヶ月(95%信頼区間は8.2-12.0ヶ月)、ハザード比0.34(95%信頼区間は0.17-0.71)、p<0.0001
・奏効割合はA群で85.4%、C群で70.2%
・ほぼ全てのサブグループ解析でA群が勝っていた
・中枢神経系の転移を有する患者サブグループではハザード比0.09、有さない患者サブグループではハザード比0.37
<アンコール・セッション>
ES-1:
<SLCG-0401試験>
・病理病期IB-IIIA期の完全切除後非小細胞肺癌患者を対象とした術後補助化学療法の第III相試験
・UFT群(U群)を標準治療群として、CBDCA+PTX療法群(C群)の優越性を検証する目的で開始した
・主要評価項目は全生存期間
・副次評価項目は無再発生存期間、毒性
・期待5年生存割合をU群45%、C群60%として、αエラーを0.05、βエラーを0.2とした
・各群200人を集積することにした
・2004年11月から2010年11月の間に、403人を集積した
・5年生存割合はU群で73%、C群で70%だった
・5年無再発生存割合はU群で57%、C群で56%だった
・stage IBの患者サブグループでの5年生存割合はU群で86%、C群で82%だった
・stage II-IIIの患者サブグループでの5年生存割合はU群で55%、C群で56%だった
・腺癌の患者サブグループでの5年生存割合はU群で70%、C群で73%だった
・非腺癌の患者サブグループでの5年生存割合はU群で76%、C群で65%だった
・今回の患者集団でのCBDCA+PTX術後補助化学療法は推奨できない
ES-2:
<J-ALEX試験>
・前治療歴のないIIIB/IV/術後再発ALK遺伝子再構成陽性非小細胞肺癌患者(IHCとFISHの両方で確認)を対象とし、アレクチニブ群(A群)とクリゾチニブ群(C群)に無作為割付する第III相試験
・主要評価項目は無増悪生存期間
・A群103人、B群104人
・無増悪生存期間中央値はA群で未到達(95%信頼区間は20.3ヶ月以上)、C群で10.2ヶ月(95%信頼区間は8.2-12.0ヶ月)、ハザード比0.34(95%信頼区間は0.17-0.71)、p<0.0001
・奏効割合はA群で85.4%、C群で70.2%
・ほぼ全てのサブグループ解析でA群が勝っていた
・中枢神経系の転移を有する患者サブグループではハザード比0.09、有さない患者サブグループではハザード比0.37
セルペルカチニブ、上市
CLIP1-LTK融合遺伝子の発見・・・LC-SCRUM Asiaから
セルペルカチニブ、2021年12月13日発売予定
セルペルカチニブと過敏症
血液脳関門とがん薬物療法
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
脳転移を有する患者集団に対しても、免疫チェックポイント阻害薬は有効なのか
HER2エクソン20挿入変異陽性非小細胞肺がんに対するpoziotinib
セルペルカチニブの添付文書
第4世代ALK阻害薬・・・TPX-0131とNVL-655
セルペルカチニブ、製造販売承認
HER2遺伝子変異陽性肺がんに対するtrastuzumab deruxtecan
オシメルチニブ耐性化後は、耐性機序同定や分子標的治療は意味がないのか
EGFR/ALK陽性非小細胞肺がんに対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペンブロリズマブ併用療法
中国人患者におけるRET阻害薬(Selpercatinib, Pralsetinib)の有効性
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