2015年04月06日
クリゾチニブ講演会にて(最後)
すっかり作成がずれ込んでしまいましたが、最後の項です。
6) 兵庫県立がんセンター 里内美弥子先生-日本におけるALK-TKI使用経験と治療戦略
・ALK陽性肺癌を対象とした無作為化試験が日本(JALEX試験)および世界(ALEX試験)で進行中で、いずれもクリゾチニブとアレクチニブの比較試験である
・海外で行われたアレクチニブの第II相臨床試験結果も既に論文化されている
→Safety and activity of alectinib against systemic disease and brain metastases in patients with crizotinib-resistant ALK-rearranged non-small-cell lung cancer (AF-002JG): results from the dose-finding portion of a phase 1/2 study. Gadgeel SM et al., Lancet Oncol. 2014 Sep;15(10):1119-28
7) 九州大学病院 岡本勇先生-ザーコリの安全性プロファイル
・2014年10月にザーコリ市販後臨床調査2000例の登録完了
・892人の安全性解析が終了
→年齢中央値は60歳
→非喫煙者が57.4%
→女性が57.0%
→PS 0-1が79%
→FISH法とALK-IHC法を併用して診断されたのが51.7%
→FISH法のみで診断されたのが32.2%
→IHC法のみで診断されたのが3.6%
→治療経過中に減量されたのが33.5%
→間質性肺疾患(ILD)を合併したのが52人(全体の5.8%)
→死亡したのが10人(全体の1.1%、ILD発症患者中の19.2%)
→ILD発症後回復もしくは軽快したのは65.4%
→PS 0-1の患者のうちILDを発症したのは4.4%
→PS 2-4の患者のうちILDを発症したのは11.2%
→非喫煙者のうちILDを発症したのは4.5%
→元喫煙者のうちILDを発症したのは6.5%
→喫煙者のうちILDを発症したのは17.9%
→クリゾチニブ投与継続期間に関する生存曲線を描くと、PS0-1とPS2-4で明らかに区別される
6) 兵庫県立がんセンター 里内美弥子先生-日本におけるALK-TKI使用経験と治療戦略
・ALK陽性肺癌を対象とした無作為化試験が日本(JALEX試験)および世界(ALEX試験)で進行中で、いずれもクリゾチニブとアレクチニブの比較試験である
・海外で行われたアレクチニブの第II相臨床試験結果も既に論文化されている
→Safety and activity of alectinib against systemic disease and brain metastases in patients with crizotinib-resistant ALK-rearranged non-small-cell lung cancer (AF-002JG): results from the dose-finding portion of a phase 1/2 study. Gadgeel SM et al., Lancet Oncol. 2014 Sep;15(10):1119-28
7) 九州大学病院 岡本勇先生-ザーコリの安全性プロファイル
・2014年10月にザーコリ市販後臨床調査2000例の登録完了
・892人の安全性解析が終了
→年齢中央値は60歳
→非喫煙者が57.4%
→女性が57.0%
→PS 0-1が79%
→FISH法とALK-IHC法を併用して診断されたのが51.7%
→FISH法のみで診断されたのが32.2%
→IHC法のみで診断されたのが3.6%
→治療経過中に減量されたのが33.5%
→間質性肺疾患(ILD)を合併したのが52人(全体の5.8%)
→死亡したのが10人(全体の1.1%、ILD発症患者中の19.2%)
→ILD発症後回復もしくは軽快したのは65.4%
→PS 0-1の患者のうちILDを発症したのは4.4%
→PS 2-4の患者のうちILDを発症したのは11.2%
→非喫煙者のうちILDを発症したのは4.5%
→元喫煙者のうちILDを発症したのは6.5%
→喫煙者のうちILDを発症したのは17.9%
→クリゾチニブ投与継続期間に関する生存曲線を描くと、PS0-1とPS2-4で明らかに区別される
セルペルカチニブ、上市
CLIP1-LTK融合遺伝子の発見・・・LC-SCRUM Asiaから
セルペルカチニブ、2021年12月13日発売予定
セルペルカチニブと過敏症
血液脳関門とがん薬物療法
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
脳転移を有する患者集団に対しても、免疫チェックポイント阻害薬は有効なのか
HER2エクソン20挿入変異陽性非小細胞肺がんに対するpoziotinib
セルペルカチニブの添付文書
第4世代ALK阻害薬・・・TPX-0131とNVL-655
セルペルカチニブ、製造販売承認
HER2遺伝子変異陽性肺がんに対するtrastuzumab deruxtecan
オシメルチニブ耐性化後は、耐性機序同定や分子標的治療は意味がないのか
EGFR/ALK陽性非小細胞肺がんに対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペンブロリズマブ併用療法
中国人患者におけるRET阻害薬(Selpercatinib, Pralsetinib)の有効性
オシメルチニブによる術前療法・・・NeoADAURAの前哨戦
病勢進行後の治療をどう考えるか
RET阻害薬、セルペルカチニブがやってくる
進行が速い進行肺腺がんに遭遇したらどう振る舞うか
ARROW試験のupdated data...RET肺がんとpralsetinib
CLIP1-LTK融合遺伝子の発見・・・LC-SCRUM Asiaから
セルペルカチニブ、2021年12月13日発売予定
セルペルカチニブと過敏症
血液脳関門とがん薬物療法
根治切除術直後の非小細胞肺がん患者に、バイオマーカー解析をするべきか
脳転移を有する患者集団に対しても、免疫チェックポイント阻害薬は有効なのか
HER2エクソン20挿入変異陽性非小細胞肺がんに対するpoziotinib
セルペルカチニブの添付文書
第4世代ALK阻害薬・・・TPX-0131とNVL-655
セルペルカチニブ、製造販売承認
HER2遺伝子変異陽性肺がんに対するtrastuzumab deruxtecan
オシメルチニブ耐性化後は、耐性機序同定や分子標的治療は意味がないのか
EGFR/ALK陽性非小細胞肺がんに対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペンブロリズマブ併用療法
中国人患者におけるRET阻害薬(Selpercatinib, Pralsetinib)の有効性
オシメルチニブによる術前療法・・・NeoADAURAの前哨戦
病勢進行後の治療をどう考えるか
RET阻害薬、セルペルカチニブがやってくる
進行が速い進行肺腺がんに遭遇したらどう振る舞うか
ARROW試験のupdated data...RET肺がんとpralsetinib
Posted by tak at 20:48│Comments(0)
│分子標的薬・抗体医薬