じゃんぐる公園TOPへ
今すぐブロガーになろう!

2011年01月11日

SPIKESのI

今晩は「SPIKES」の「I」についてです。
「I」は「Invitation」の頭文字です。
「Inbitation」=「招待」?
患者さんから、ご自宅にでも招待されるんでしょうか。
それとも、医療従事者が患者さんをどこかに招待するんでしょうか。
どっちもピンと来ませんよね。

この段階は、これから始まる面談に対して、患者さんが何を期待しているのかを明らかにする段階です。
患者さんは、何を知りたがっているのか。
どこまで知りたがっているのか。
あるいは、知りたくないのか。
それを知ろうと試みるための段階です。

悪い知らせを伝えることは、医療従事者にとってもつらく、勇気がいることです。
あとで後悔や反省をすることなんて、しょっちゅうです。
困ったことに、世の中には「5年生存割合」やら、「期待できる余命」といった数字が、目安とはいえあります。
良くも悪くも、熱心な医療従事者ほど、これらのデータをしっかり頭の中に入れています。

分かっていることを全て伝えると、患者さんの中にはそれだけで生きる力を失う方もいます。
そうかと思えば、残った人生を有意義に生きようと、前向きに好きなことをする方もいます。
それらを面談前に予見することはできません。
でも、患者さんがどういった説明を望んでいるのか、事前に尋ねておくことはできます。
そうしておいた方が、面談がスムーズに運びます。

医療情報の伝達にも、需要と供給のバランスが大切です。
供給不足も過多もいけません。
医療従事者には、このバランスをとろうと努力する責務があります。

「S」「P」「I」で、事前準備は終了です。
ここから、本来の病状説明に入っていきます。  

Posted by tak at 22:39Comments(0)医療面接