新型コロナウイルスワクチン(コミナティ)体験記

tak

2021年04月06日 08:25

 先週、2回目の新型コロナウイルスワクチン接種を終えた。
 印象を書き残す。

 今回接種したのは、米ファイザー社、独ビオンテック社の共同開発による「コミナティ」。
 冷凍保存が必要だの、衝撃を与えるとよくないだの、専用シリンジでないと接種可能数が減るだの、話題に事欠かないワクチンだ。


 検温、問診票記入、ワクチン接種の流れは、他のワクチンと大きな違いはない。
 行政が摂取状況を把握するための仕組みが一部加わった程度だ。
 接種部位は三角筋(肩の部分、腕の付け根の盛り上がった部分の筋肉)なので、ノースリーブもしくは半袖の肌着を着ておくといい。
 接種時の針は十分に細く、接種液量は0.3mlと少なめなので、接種されたときの苦痛はそれほど感じなかった。
 アナフィラキシー反応がよく取り沙汰されるが、私の職場にアナフィラキシー反応を起こした人はいなさそうだ。

 1回目の副反応は、翌日に明らかになった接種部位の筋肉痛くらいだった。
 私より先に接種した人たちによると、接種部位の筋肉痛がひどくて、数日は肩が挙がらなくなったとのことだった。
 私はそこまではなかったが、確かに接種部位の筋肉痛はあった。
 筋肉の中にワクチンを接種して、そこに炎症を起こしているんだから、当たり前と言えば当たり前だ。
 それも2日間くらいでほぼ消失し、全身性の副反応はなかった。
 日常生活に支障はなかった。

 3週間経過して、2回目の接種時期が来た。
 2回目となると接種する側もされる側も慣れていて、作業は滞りなく進んだ。
 問題は副反応だ。
 私より先に接種した人たちの話を聞くと、報道されている通り、発熱している人が少なからずいた。
 私より先に接種した人たち50人くらいのうち、8-9人くらいは38度前後の発熱があったとのことだった。
 実際に接種してみると、初回より筋肉痛が始まるのが早かった。
 お昼くらいに接種して、夕方にはしっかりした接種部位の筋肉痛があった。
 それでも接種当日はどうということはなかったが、翌日はどうにも調子が悪かった。
 発熱こそないものの、倦怠感、両肩・背中・腰の筋肉痛、頭痛、食欲不振にさいなまれた。
 ちょっとした風邪よりたちが悪い。
 結局接種翌日は、比較的症状の軽かった早朝を除いて何もできず、ほぼ臥床したまま1日を終えた。
 翌々日の朝には随分と楽になり、日常生活に支障はない。
 ごく軽い頭痛が残るものの、副反応なのか、寝不足のせいなのか、判然としない程度の軽いものである。

 これから接種する方へは、以下のように助言したい。
 副反応を過度に恐れる必要はないと感じたものの、体調がいい時に接種するに越したことはない。
 そして、少なくとも2回目の接種翌日はかなり体調が崩れると考えて、1日スケジュールを空けておくことを勧める。
 2回目の接種翌日は、読了したい本を1冊準備しておくとちょうどいい。
 個人差はあると思うが、これくらいの準備は整えておきたい。
 

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